(株)りそなホールディングス
2026年3月期第2四半期(2025年度中間期)決算ハイライト
2026年3月期中間期、親会社株主に帰属する中間純利益は1,428億円(前同比25.0%増)、業務粗利益は4,016億円(前同比16.3%増)、東証基準ROEは10.2%(前同比+1.9%)。
Key Figures
- 親会社株主に帰属する中間純利益: 1,428億円 (前同比+25.0%)
- 業務粗利益: 4,016億円 (前同比+16.3%)
- 東証基準ROE: 10.2% (前同比+1.9%)
- コア業務純益(除く投資信託解約損益): 1,718億円 (前同比+31.9%)
- 自己株式取得: 約300億円
- 1株当たり年間配当金: 4円増配予想
- 貸出金平残: +4.30%
- フィー収益: 1,100億円 (通期計画比進捗率47.8%)
- 政策保有株式残高削減計画: 2030/3末までに簿価3分の2以上削減
AI要約
2026年3月期中間期決算のポイント①
2026年3月期中間期の業務粗利益は4,016億円で、前年同期比16.3%増加しました。経費は2,292億円で3.8%増加し、経費率は57.0%となっています。与信費用は35億円で33億円減少しました。株式等関係損益は331億円で前年同期比28.0%減少しました。親会社株主に帰属する中間純利益は1,428億円で25.0%増加し、東証基準ROEは10.2%に向上しました。コア業務純益は1,718億円で31.9%増加し、通期目標に対して51.3%の進捗率を示しています。
2026年3月期中間期決算のポイント②-双発ビジネスの展開-
資金利益は2,818億円で前年同期比527億円増加し、そのうち国内預貸金利益は1,954億円で240億円増加しました。貸出金利回りは計画比で強含み、貸出金残高は計画比で弱含むものの事業法人向けは5%超の伸びを示し、自己居住用住宅ローン実行額は過去最高水準となりました。フィー収益は1,100億円で前年同期比23億円減少し、通期計画比進捗率は47.8%です。決済関連収益は計画を上回る進捗を示しています。
2026年3月期中間期決算のポイント③-株主還元の拡充-
2026年3月期の株主還元では、総還元性向見込みが54.6%となり、自己株式取得は約300億円(7月31日までに取得)を予定しています。1株当たり年間配当金は4円の増配予想で、自己株式取得枠は上限350億円に設定されています。過去の自己株式取得実績や配当金総額の推移も示され、株主還元の強化が明確に打ち出されています。
貸出金・預金の動向
貸出金平残は前年同期比4.30%増加し、利回りは27bps上昇しました。貸出金残高は24/9末比で1.7兆円増加し、自己居住用住宅ローン実行額は前年同期比11.0%増加しています。預金残高は62.7兆円で24/9末比0.3兆円増加し、法人預金や個人預金の構成比も示されています。住宅ローンの固定金利型比率は約56%で推移しています。
資産運用関連の状況
AUM(運用資産残高)は25/9末で8,233億円(前年同期比5.0%増)となり、投資信託・ファンドラップの純流入は約△270億円でした。NISA口座数は46.8万口座で3.1%増加し、iDeCo加入者数は21.1万先で6.7%増加しています。証券信託総預り資産残高は52.3兆円です。
与信費用・不良債権の状況
与信費用は35億円で前年同期比33億円減少し、計画比費消率は8.9%です。不良債権比率はHD連結で1.09%、銀行合算で1.25%となっています。個別貸倒引当金等の動向や新規発生・回収状況も示され、与信管理の強化が継続されています。
政策保有株式の削減計画
政策保有株式の簿価は2030/3末までに2024/3末比で3分の2以上削減する計画で、25/9末時点の時価残高割合は31%です。26/3期1Hには約1兆円の削減を実施し、連結純資産に対する時価残高割合を10%程度に引き下げる方針を示しています。
自己資本比率とCET1比率の状況
2026/3期中間期のCET1比率(国際統一基準・完全実施)は10.02%で、前期比0.16%減少しました。自己資本比率は16%台を維持し、貸出金残高増加などによりリスク・アセットは増加しています。配当や自己株式取得による資本調整も行われています。
金利上昇局面におけるBSマネジメント
政策金利が0.75%まで上昇した場合、業務粗利益は24/3期比で最大1,670億円増加すると試算されています。貸出金・預金の金利上昇効果が浸透し、ROE向上に寄与する見込みです。預貸率は72%、預証率は17%で安定的な資金運用が行われています。
事業部門別の損益概要
2026/3期中間期の営業部門別損益では、コンシューマー部門の実質業務純益は前同比207億円増加、コーポレート部門は63億円増加しました。市場部門・その他も増益傾向にあり、全体として収益基盤の強化が進んでいます。